過去勤務期間通算について
- 新規に加入する場合に限り、従業員の勤務期間に応じた退職金が支給できるように、加入前の勤務期間分についても
掛金を払い込むことができる制度です。
- この取扱による掛金(以下「過去勤務掛金」といいます。)は、基本掛金に上乗せしてお支払いいただきます。
取扱内容
- 過去勤務通算期間の設定
入社日から制度加入日までの期間を「過去勤務通算期間」として被共済者ごとに設定してください。
過去勤務通算期間は10年間を限度とし、年未満の端数月は切捨てます。
- 過去勤務通算口数
過去勤務通算口数は、30口(30,000円)を限度とし、基本掛金の加入口数もしくはそれ以下の口数で設定してください。
なお、過去勤務通算口数を途中で変更することや廃止することはできません。
- 過去勤務掛金
過去勤務掛金は通算期間、通算口数および払込期間により、個人ごとに計算されます。
過去勤務掛金月額表
(過去勤務通算口数1口について)
過去勤務通算期間 |
1年 |
2年 |
3年 |
4年 |
5年 |
6年 |
7年 |
8年 |
9年 |
10年 |
過去勤務掛金払込期間※ |
1年 |
2年 |
3年 |
4年 |
5年 |
過去勤務掛金払込月額 |
1,010円 |
1,010円 |
1,020円 |
1,030円 |
1,030円 |
1,240円 |
1,450円 |
1,670円 |
1,880円 |
2,100円 |
※過去勤務通算期間が5年以上の場合の過去勤務掛金の払込期間は5年です。
- 過去勤務期間通算と給付内容
《通算口数が加入口数と同一(5口)の場合の給付内容》
(例)過去勤務通算期間 7年
過去勤務掛金払込期間 5年
- ① 過去勤務掛金払込完了後の基本退職一時金
過去勤務掛金払込開始から脱退までの期間が8年の場合
基本退職一時金額
=加入期間15年で5口に対する基本退職一時金額 [しくみ図①の給付]
(加入期間=7年+5年+3年=15年)
- ② 過去勤務掛金払込完了前の基本退職一時金
過去勤務掛金払込開始から脱退までの期間が4年の場合
基本退職一時金額
=加入期間4年で基本掛金に対する基本退職一時金額と過去勤務掛金を
増口とみなして計算される基本退職一時金相当額の合計額
[しくみ図②の給付]